原子炉倒壊の危険性 |
過程 |
解説 |
@炉心溶融直後 鉄筋破断
|
炉心損傷時に落下した2,000℃を超える燃料デブリが、原子炉を支えているペデスタルの鉄筋を溶融し、ペデスタルを破断している。建築構造物の評価では原子炉を支えているペデスタルは今既に全壊状態である。
東電検討資料(18〜25頁) |
A進行中鉄筋を腐食
|
炉心溶融時に海水冷却した塩分が基礎のコンクリートの膨張と鉄筋の腐食をさせている。
燃料デブリに接しているコンクリートは熱的にも化学的にも燃料デブリから腐食を受ける。
燃料デブリを冷却している水が弱くなったコンクリートを浸食する。 |
B進行中?原子炉が傾き始める
|
原子炉の不等沈下が始まる
中程度の地震でさえ、倒壊の危険である。先ごろ東北地方を揺らした地震のレベルでさえも脅威である。
不等沈下が始まると地震がなくても原子炉が傾く。傾き始めると自重のためさらに傾きが加速される。
|
C中型地震時?
|
地震により原子炉が倒壊する。
1号機原子炉が格納容器を突き破り、格納容器に100u以上の大穴が開く。開いた大穴から燃料デブリ100tから少しずつ数10年に渡り放射性粉塵とガスが上空に飛散する。
|